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このあたりまできたら、普通、人はLand's Endなるところへ行くのですが、
「ここが地の果て」という標識以外はきっとなんもないにちがいない・・・ということで却下。 で、実は今回かなり楽しみにしていた海辺の採掘坑跡Levant Mineに行ってみることにした。 実は私は廃墟好き・・・。 ここは1840年代から1970年代まで銅やスズを採掘していた所だそうで、 National Trustにも登録されています。 が、断崖絶壁に建つスティーム・エンジン小屋(エレベーターをうごかしていた)以外は、 荒涼とした野原・・・のなかに廃墟や煙突がぽつぽつとあって、 すごくブキミな雰囲気です・・・・。 海辺に建つスティーム・エンジンの小屋。 鉱物が採れたとはいえ、なんでこんな絶壁に建てたんだろうか~。 この日は、霧というか霧雨とものすごく強い風で、最高にブキミな感じ。 こういうのがいっぱい建ってます。下に穴があるのかぁぁぁ・・・。 遠くから、ブキミが音がするんですよ・・・ ジュースの瓶を笛みたいにふいた時のような音が・・・。 多分強い風があの煙突にぶつかって、そういう音を出しているんだと思うんだけど、 何かに呼ばれてるみたいでこわい。 なんだろか。これ。ローマのコロッセオの地下みたい。 産業革命時代のパルテノンか・・・。霧の向こうにも炭鉱かなにかの影がみえます。 ほんと、なんつーか、現代の遺跡です。 フカフカの草にうずもれていく石。 ここでかつて500人もの人が働いていたそうです。 一番深いところは600mくらいあったとか・・・。 スティームエンジンが壊れて31人の人がなくなったとか・・・。 気分はジブリか乱か夢か・・・。 ブキミでカッコイイ。 ・・・と、ここでいきなり食べ物の話題。 じゃ~んっ。 コンウォールといえば、名物Cornish Pasty! ロンドンでも売ってるお馴染みのお惣菜パン・・・なのですが、 本場のはデカイ!!!というか、この店のがデカイ? 長さ25センチはあったのではなかろうか・・・。 色々種類があったんだけど、初めて食べるのでTraditionalを選んでみた。 パイとクッキーの間くらいの食感の生地の中に、 刻んだポテトと玉葱と牛肉を炒めたようなものが入っている。味付けは塩・胡椒って感じ。 実は味はそんなに期待してなかったんだけど意外とおいしかった!出来立てでアツアツ♪ あまりに大きかったので1個(£2.5)しか買わなかったんだけど、2人でじゅうぶんはらぱん。 この充実具合、でかさといい、これって肉体労働者系の食べ物だよな・・・ と、思ってしらべたら、やっぱりそうでした。 コンウォールにはかつてものすごい数の銅やスズの採鉱坑があったそうで、 コーニッシュ・パスティはそこで働く人のお弁当だったそうな。 昔は現場でどれが自分のものかわかるように、パスティに頭文字を刻印してたりしてたとか。 食べ物も調べてみるとおもしろい。 ・・・・・・・・・・・・・・・ またもや発想がすごくて、途中が無くて、最後は自然にゆだねられている。 狭いようで広ーい島国の土地の使い方とも言える。 200年も前に地下数百メートルで活動していたというのに、今は地下にはなにもない。 そういえばロンドンにもスモッグはもはやない。 うーむ、、偶然じゃないだろうね。 工業によって栄えようっていう発想を実はやめたんだろうと思います。 しかしなんとイギリスらしい廃棄の仕方。 設備を完全に撤去してたらこうはならなかった。 中途半端だからこそ植物に埋もれていく姿に迫力がある。 ヒューヒューという笛のような音を聞きながら、厚さが数メートルもありそうな フカフカの腐海的植物の上を歩きながら、何度も巨神兵が埋まっているのではと思いました。 考えようによっては、イギリスは確かに巨神兵を葬り去ろうとしているのかもしれないですね。 (ダンナ談)
by mamicolon
| 2006-03-13 23:45
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